行政書士の魅力について語る上で、最も注目すべき点としてこの資格が独立開業型であることが挙げられるでしょう。
宅建や社労士のように、会社員がこの資格を持っていてもこれを活かして仕事をすることはできません。行政書士事務所に就職するか、独立して開業するしかこの資格を活かす方法がないのです。
しかし、前のページでも少しお話しましたが、この資格の魅力は独立の際に比較的リスクが少ないということ。
パソコンやプリンター、FAXや打ち合わせのできるテーブルなどがあれば、手軽に自宅の一室で開業することもできるのです。
(ただし、将来大きな専門事務所を開設したいとか、高収入を狙いたいという方には、自宅開業はおすすめしません)
そこで、実際に開業した私の経験から、開業時に注意すべきポイントや努力すべきポイントをまとめてみました。
開業時に一番心配なのはお金の問題。開業したことを周囲に認知されるまでは、当然のことながら仕事がありません。つらい時期をうまく乗り越えるためにも、できるだけ出費を避けるのがベストです。賃貸物件で事務所を借りるという場合には、駅前の好立地を選ぶ必要はないので、できるだけ家賃が安く快適に仕事ができる物件を探しましょう。
営業は身近なところから。ご近所さんであったり、友人やママ友だったり、道端でばったり出会った昔の知り合いにも、とにかく名刺を配ってアピールしましょう。名刺を手渡すと大抵の場合は、行政書士の仕事内容についてたずねられるはずですので、詳細な業務内容を名刺に書いておくとより効果的です。
なお、近隣で開業している弁護士や司法書士などの先輩に挨拶をしておくと、後に好都合となる場合が多いです。仕事を回してもらえたりすることもあるので、同じ行政書士の先輩にも挨拶しておくことを忘れないように。
最後に、一番大切なのは自分の専門分野を決めること。
専門分野は、自分が開業するエリアのニーズなどを考えて決めることもできますが、重要なのは自分がその分野に興味が持ち続けられるかどうかです。
世相によって依頼内容も変化していくでしょうから、自分の専門分野に関してどんな変化にも対応できるよう常に学習し、スキルを磨いていく必要があるからです。
専門分野が決まれば、自信を持って業務に携わることができますし、依頼主からもより信頼を得られ仕事も増えるでしょう。
私の場合、開業して1~2年は金銭的に厳しい状態が続きましたが、3年目から収入が増え(契約書や車庫証明など細かな仕事が多いですが…)、徐々に安定してきています。